喪主の挨拶について(家族葬・お葬式・葬儀・まるいち・京都)

●告別式での挨拶で話す内容やポイント

葬儀に参列した経験はあっても、喪主や遺族として葬儀を取り仕切る機会は、人生で数回あるかないかです。大切な人を失って深い悲しみの中にありながらも、慌ただしく葬儀の手配や、関係者への連絡、葬儀後の手続きなどを行わなければなりません。

そして告別式では、喪主として参列者のおもてなしや挨拶などの大役を担うことになります。喪主やご遺族は葬儀の主催者として、場に適した振る舞いを心がけ、挨拶の際には参列者の方に失礼の無いよう言葉を選ぶ必要があります。

故人を悼みながらも葬儀の準備や手続きに追われ、不慣れな葬儀の場で遺族を代表して挨拶まで行うとなると、喪主や遺族の負担ははかり知れません。しかし、葬儀で行う挨拶は難しいものではありません。葬儀の主催者として告別式で行う挨拶のタイミングや挨拶ごとの例文、ポイントについてご紹介します。

告別式の最後に、喪主やご遺族が締めの挨拶を行います。参列者に会葬の御礼や、生前のお付き合いに対する感謝の気持ちを伝えます。

実際にどんな挨拶をすればよいのでしょうか?

挨拶の構成の仕方と挨拶の例文をご紹介します。

告別式の終了時の挨拶は、葬儀の締めとなる挨拶です。大きく4つに分けて文章を組み合わせて作ると挨拶文を上手にまとめることができます。

1.参列者に会葬の御礼を伝える

例)本日はお忙しいところ、〇〇の葬儀・告別式にご会葬いただき、ありがとうございました。

例)本日は足元の悪い中、〇〇の葬儀・告別式にお運びいただき、誠にありがとうございました。

2.故人の最後の様子を伝える

例)長く病気を患っていた場合

〇〇は〇年前に病気を患ってからは、入退院を繰り返しておりました。回復することを願っておりましたが思いはかなわず、私たち家族が見守る中、〇月〇日に逝去しました。

例)故人が長寿の場合

〇〇は〇月〇日の〇時ごろ眠るように静かに息を引き取りました。〇〇歳と大往生でございました。

例)急逝だった場合

〇〇は〇月〇日に、突然倒れ意識不明となりました。家族が病院にかけつけた時には、もう意識がなく、そのまま帰らぬ人となりました。

故人の最後の様子をご自身の言葉でかまいませんのでお伝えしましょう。故人の最後の様子を伝える代わりに感謝の気持ちを伝えるだけでもかまいません。

例)感謝の気持ちのみにとどめる場合

たくさんの方にお見送りいただき、故人もさぞかし喜んでいることと存じます。

皆様の温かいお志に厚く御礼申し上げます。

3.生前のお付き合いへの感謝と今後のお付き合いについてお願い

例)〇〇がこのように充実した人生を送ることができたのは、ひとえに皆様のおかげと深く感謝しております。生前のご厚情を、亡き〇〇に代わりまして心からお礼申し上げますとともに、〇〇亡き後も、私ども家族に対しましても、変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。今後とも、〇〇の生前と変わらぬお付き合いの程をお願い申し上げます。

4.結びの文

本日は、誠にありがとうございました。

本日は最後までお見送りいただきまして、ありがとうございました。

1~4を組み合わせて挨拶を完成させる

●告別式の挨拶のポイント

告別式のおごそかな雰囲気のなかで、締めの挨拶をするのは緊張してしまうかもしれません。忙しい中参列してくださった方に感謝の気持ちを伝え、故人の人柄や故人との思い出などを簡単に紹介しましょう。会葬者が故人に想いを馳せながら冥福を祈り見送ってくださることが一番です。難しい言葉を使う必要はありません。ご自身の言葉で簡潔に伝えましょう。

●忌み言葉を避ける

忌み言葉(いみことば)とは、使うことがはばかられる言葉を指します。葬儀の忌み言葉として代表的なものに、重ね言葉(かさねことば)があります。

例えば下記のようなものです。

重ね言葉

「重ね重ね」 「たびたび」 「いよいよ」 「またまた」 「ますます」

繰り返しを連想させる言葉

「再三」「再び」「なお」「追って」

直接的な言葉

「死ぬ」「死亡」「生きる」「生存」

話の中で使用する場合は「死亡」→「ご逝去」「生きている頃」→「お元気な頃」など柔らかな表現に言い換えるようにするとよいでしょう。

●喪主や代表者が挨拶を行えない場合は?

葬儀では喪主としてご挨拶する機会が数多くあります。しかし、大切な人を失ったばかりで憔悴していてうまく話すことができない、何を言えばいいかわからないという方も少なくありません。喪主が挨拶を行うのが難しい場合は家族や親族が代理で挨拶することは問題ありません。喪主の代理で挨拶する際には、冒頭で自己紹介を兼ねて故人との関係性を伝えましょう。

例)本日はお忙しい中○○の葬儀・告別式に足をお運びいただき、誠にありがとうございました。 本来であれば喪主の〇〇がご挨拶させていただくところでございますが、故人の従兄であります私からご挨拶申し上げます。

●最後に

喪主の挨拶は葬儀に置いて参列いただいた方へもれなく挨拶できる機会でもあります。

しかしながら出棺前の慌ただしい中で行う場合が多いため、要点をまとめて簡潔かつ、わかりやすく感謝の意を伝えることが重要です。

時間があれば、原稿を作成しておくと安心ですし、作成された原稿を手に読み上げても問題ありません。

ページ公開日: 2025-06-09 
ページ更新日: 2025-09-08