創価学会 友人葬(家族葬・京都・まるいち)

創価学会の葬儀について

さまざまな宗旨・宗派の葬式がある中、「創価学会の葬式は特殊」といったイメージが持たれる方もいるのではないでしょうか。

また他の宗旨・宗派と違い創価学会では、成仏はあくまで故人の生前の信仰によるものであり、故人の成仏と葬儀形式とはなんら関係がないと考えられています。 そうした考え方により『友人葬』という創価学会独自の葬儀スタイルが確立されました。

簡単ではございますが創価学会、友人葬の特徴等についてお話しさせていただきます。

創価学会とは

創価学会は法華経系の在家仏教の団体で国内に公称827万世帯を擁する。1930年創立。

日蓮宗の開祖である日蓮聖人の教えを継承しており日蓮聖人が、仏の悟りの真実を明らかにした仏典と考えたのが「法華経」であり、「法華経」は創価学会においても最も重要な経典と位置付けられています。

「法華経」の教えを世界に広めることを「広宣流布」と呼び、創価学会の大切な役割とされています。

「創価」の語には「価値創造」の意味があり、創価学会は「恒久平和」「豊かな文化」「人間性あふれる教育」を推進し、その目的は幸福の追求であり、価値の創造です。

創価学会の会員は、朝と夕の毎日二回、仏壇に向かい「勤行」を行います。

「勤行」とは、創価学会においては「法華経」の二十八品(二十八の章節)のうち、「方便品(ほうべんぽん)」の節と「寿量品(じゅりょうほん)の自我偈(じがげ)」の二節を音読し、「南無妙法蓮華経(なんみょうほうれんげきょう)」と題目を唱えることです。

創価学会、友人葬について

創価学会友人葬では他の宗旨、宗派とは異なった特徴があります。

学会員の親族の葬儀や、友人葬への一般会葬者としての参列で驚いてしまわないためにも特徴を簡単にご説明します。

・僧侶を呼ばない

友人葬の最大の特徴として僧侶を呼ばない事があげられます。

そもそも葬儀に僧侶を呼ぶようになったのは江戸時代に檀家制度が始まり普及したものである事から「僧侶による引導文の有無は、成仏できるかできないかとは無関係である」というのが創価学会の考え方です。

また形式ではなく「故人を悼むまごころが葬儀において何よりも大切である」とも説かれています。

僧侶に代わる人物として学会員が「導師」として進行役を務めます。(学会員の中でも、冠婚葬祭の儀式に通じた幹部(儀典長)が導師を務めることが主流) 導師と参列者一同がともに法華経の偈文(方便品と寿量品の自我偈)を読誦し、南無妙法蓮華経の題目を唱えます。

・しきみをお供えする

仏式の葬儀に限らず、他の宗教でも花で飾り付けた祭壇や生花のお供えが一般的ですが、創価学会の場合はしきみをお供えします。

創価学会の友人葬でも花を用いた飾り付けが禁止されているわけではありませんので近年では祭壇に花が使われることや生花をお供えすることは珍しくありませんが友人葬でしきみをお供えすると喜ばれるかもしれません。

・戒名をつけない

故人に戒名を授ける習慣は釈尊滅後に普及したものであり、成仏するのに戒名は必要ないというのが創価学会の考え方です。戒名がないため位牌には生前の名前(俗名)が記されます。

例 妙法 〇〇 〇〇 之霊位 

・導師への謝礼等が不要

友人葬の名称が示すように創価学会の葬儀は「遺族と友人とにより行なわれる葬儀」であると捉えられており、進行役としての導師も「友人代表」という位置づけです。

そのため僧侶にお布施を渡す仏式の葬儀とは異なり導師への謝礼は必要ありません。また前述のとおり戒名をつけないので、当然戒名料も発生しません。

また友人葬の式の進行などは

他の宗旨、宗派の葬儀と大きくは変わりません。

導師、副導師入場→開式→勤行(読経)→導師焼香→親族焼香→一般会葬者焼香→副導師焼香→弔電披露→導師挨拶→閉式

このような進行をする事が多いです。

式中では先に紹介した「方便品(ほうべんぽん)」と「寿量品(じゅりょうほん)の自我偈(じがげ)」のを音読し、「南無妙法蓮華経」と題目を唱えます。勤行やお題目三唱では親族や一般会葬者の中の学会員が導師と一緒に発声するため、独特の一体感があります。

出棺前のお別れやご挨拶などは一緒です。

注:絶対にしてはいけないこと

本尊の写真を撮ってはいけません。

祭壇の最上部にあるご本尊を写真にとることは絶対に行わないでください。

スマートフォンなどでも会場内にて写真を撮る際でもレンズが向かないように最大限の配慮が必要です。

祭壇の写真を撮る時や祭壇前で集合写真を撮影する時には、本尊が入っている逗子(ずし)の扉を閉じます。

その際は葬儀社スタッフにお声がけ下さい。

このように創価学会、友人葬では

馴染みのない方は驚く事もありますが

故人を思う気持ちはみな一緒です。

参列の際は故人を偲び『南無妙法蓮華経』と一緒に唱えてみてはいかがでしょう。

株式会社まるいちではご遺族の故人を偲ぶ気持ちや安らかな旅立ちを願う気持ちに寄り添い親身に従事させて頂きます。

もちろん宗旨、宗派は関係ありません。

近年増加している家族葬など多様な葬儀に対応しております。

また事前相談も随時対応しておりますので

葬儀、仏事など気になる点などありましたら

お気軽にご連絡下さいませ。

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ページ公開日: 2021-07-31 
ページ更新日: 2024-06-10