お仏壇について(家族葬・京都・まるいち)
お仏壇とは
奈良時代に書かれた「日本書紀」にお仏壇の起りについての記述があります。
686年、天武天皇が「国ごとに仏舎を作り仏像・経典をお祀りせよ」という詔を出されたといった意味の事が書かれています。
仏舎がやがてお仏壇となり、そこから日本各地に広がったと考えられます。
全国的に庶民がお仏壇をお祀りするようになったのは江戸時代です。
江戸幕府が寺請制度を整備したことにより、各家庭にもお仏壇が置かれるようになりました。
●お仏壇の本来の意味・役割
「仏様をお祀りする家の中のお寺」
「ご本尊(仏様など)や先祖の家」
という特別な空間だと考えられていました。
お仏壇の最上段を須弥壇(しゅみだん)と言い、これは仏教における聖なる山、須弥山(しゅみせん)をかたどったものです。
須弥壇に安置されたご本尊がお仏壇の中心存在であり、最上位にあるものです。
お仏壇にご本尊を祀る事により、寺院に足を運ばなくても、信仰する宗派のご本尊に対していつでも手を合わせることができるわけです。
現代においては、亡くなった親族の供養という意味合いが強まっています。
先祖に対して敬意や感謝を表し、日々の暮らしの出来事を報告したり、聞いてもらったり
【大切な人と対話する】
心のよりどころとも言えるでしょう。
●お仏壇購入のタイミング
代々受け継ぐものであったお仏壇ですが核家族化により、お仏壇が無い家も多くなってきました。その結果、身近な人が亡くなってからお仏壇を購入するケースが増えています。
意外に思われるかもしれませんが、お仏壇はいつ買ってもかまわないものです。お仏壇を購入する時期に特に決まりはありませんが、 新しくお仏壇を購入する4つのタイミングを説明していきます。
①お仏壇を購入したいと思ったとき
新規購入・買い替えどちらの場合も購入したいと思った時がその時です。お仏壇は不幸があった時だけに購入するものではありません。生前にお仏壇を安置する事を「寿院(じゅいん)」と言い、仏教の教えでは、「長寿を約束される」とされています。
②家を新築するまたは引っ越しに合わせたとき
自分達だけが新しい場所で過ごすのではなく、仏様やご先祖様、大切な方も新しいお仏壇に安置したいと思われての事でしょう。
③四十九日または一周忌を目途にするとき
身近な人が亡くなり、お仏壇が家にないとき、葬儀が終わったものの、お位牌を安置する場所が無いため、早く購入をしたいと思うのがこちらのタイミングではないでしょうか。
一般的には、四十九日を目処に購入することを推奨されています。
大切な方を安置する場所ですので、後悔のないように一周忌を目処に、じっくり選んでも問題ありません。
④結婚して新居を構えたとき・子供が産まれたとき・永年の念願が叶ったときなど
ご先祖様に感謝するためにお仏壇を購入するというのも、大変良いタイミングです。
●魂入れ
魂入れは「開眼供養(かいげんくよう)」とも呼ばれる儀式です。
宗派や地域によって、開眼法要(かいげんほうよう)、入魂式(にゅうこんしき)、入仏式(にゅうぶつしき)、お性根入れ(おしょうねいれ)、霊入れ(たまいれ)、御魂入れ(みたまいれ)、仏壇開き(ぶつだんびらき)など様々な名前で呼ばれています。
この儀式でご僧侶に読経していただく事により、お仏壇に安置するご本尊(仏像・掛け軸)の目を開き、お位牌には故人の魂が宿ることとなります。
普通のものだったものが、礼拝の対象になるのです。
浄土真宗ではご本尊の目を開いたり、お仏壇に魂を入れるという考え方は持ちません。代わりに「御移徙(おわたまし・ごいし)」という慶事の法要を行います。
これは「ご本尊を迎えて仏法にふれる新たな生活が始まることを祝う」というおめでたい法要です。
この儀式は派によって「入仏法要(にゅうぶつほうよう)」、「入仏慶讃法要(にゅうぶつきょうさんほうよう)」などの名称でも呼ばれます。
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ページ公開日: 2021-05-14
ページ更新日: 2024-06-10