互助会について

互助会とは、経済産業省より許可を受けて月々の掛け金を一定期間積み立てることにより葬儀費用の負担を減らすことを目的とした制度です。

ですが積み立て金だけで葬儀費用を全て賄えるわけではなく、実際にお葬式を行う際に、受け取った見積書が想像していた以上の金額になったという話も伺っております。

そして現在、互助会の契約件数は日本全国で約2,300万件近くといわれています。

件数だけでいえば、日本人の5人に1人が入会している計算です。

しかし、近年の葬儀のあり方も多様化しており、

さまざまな選択肢が存在します。

そのため互助会の解約を考えている方も少なくありません。

そして、実際に互助会を解約する時の「解約トラブル」を耳にすることも増えてきました。

そこで今回は、改めて互助会のメリット、デメリット、解約方法や解約時のトラブルなどに関して解説します。

1.互助会のメリット

会員は毎月の積立金に応じたサービスを受けられ、冠婚葬祭の各種サービスをお得な会員割引価格で利用できます。

一般的には積立金以上のサービスが受けられます。

葬儀や結婚式のほか、七五三や成人式の着物などにも利用可能です。

また、会員で出し合ったお金で用意した備品や設備を必要な方から順番に使うので、充実した式場などを比較的お得に使えます。

そのため、豪華な葬儀を考えている方は、積み立てておけば経済的な負担を抑えることができます。

また、冠婚葬祭以外のサービスも受けられます。

会員になると、冠婚葬祭以外にもレジャー施設での割引サービスや、提携するお店で食事代が割引になるケースもあります。

会員としてのサービス内容は互助会や契約内容によっても異なりますが、一般的には、同居家族の1人が加入していれば、他の家族も同様に利用可能です。

要するに、父親が互助会の会員であれば、その子供の結婚式に利用可能となるのです。

また、同居していない家族は「親族間利用申請」を利用できる場合もありますので、問い合わせてみましょう。

積立途中でも利用でき、 完納後も権利が保証されています。

あらかじめ決めておいた金額の完納を目指し、60~120回程度に分割して支払います。

万一、満額を支払う前に亡くなってしまっても、その時点での積立金との差額を支払えばサービスが受けられます。

また、完納した後も権利は永久に保証されている互助会がほとんどです。

基本的に積立式で、解約の際は手数料を差し引いた積立金の残りを返還されることが多くなっています。

2.互助会のデメリット

互助会の勧誘の仕方や謳い文句によっては、「毎月定額で積み立てているのだから葬儀の際は費用がかからない」と思われがちですが、満期を迎えていても、かなりの高確率で積立金のみで葬儀を行うのは不可能です。

強引に積立金のみで葬儀を行うと、かなり規模が小さく、グレードの低い葬儀になるでしょう。

そのため、積み立てをしているからといって安心せずに、追加料金を払う準備と心構えをしておきましょう。

あくまでも葬儀費用がお得になるくらいに考えておいた方が良いでしょう。

また、サービスは豪華なものが多く見られますが、現在ではあまり見られなくなったサービスが付いている場合もあります。

しかし、たとえ使用しなくても差額が戻ってくることはありませんので頭に入れておきましょう。

互助会加入時には、決められたプランから選択することになります。

また、加入後に葬儀を行う場合は、互助会の葬儀社しか選ぶことはできません。

そして、引っ越しの際には引っ越し先の別の互助会に移ることができますが、運営会社が異なる場合、満足できるサービスが受けられるとは限りません。

互助会は民間企業なので、運営が軌道に乗らなければ、経営破綻の可能性もあります。

万一破綻した場合は、積み立てた金額の半分程度は供託などで保全しているので戻ってきますが、残りは戻ってきません。

3.互助会のトラブル

Case1

互助会加入時に案内された加入特典がなんの連絡もなく変更されており、積立金で安価な料金で葬儀ができるように案内をされていたが、実際の葬儀時には積立金で全てを賄えず高額な葬儀代金を支払った。

Case2

葬儀後に他の葬儀社の費用を調べると、事前に思い切って積立を解約し手数料を差し引いた積立金の返金を受けてでも、他社で葬儀をした方が内容、費用ともに家族のニーズに合った葬儀ができた事を知り後悔した。

Case3

営業がしつこくて、やむなく互助会に入会し、後にその互助会葬儀社で葬儀をしたが、まだ満額を積み立てていなかったため、積立の残金以外の手数料を支払わなければならず、また葬儀の後も断っているのに再び加入の勧誘がしつこくてうんざりした。

4.互助会は解約できます

①互助会の加入証に記載されている連絡先へ解約の意向をお伝えください。

②後日、互助会の担当者が解約の手続きに自宅へ解約手続きに来られます。

この時、解約を考え直すよう案内を受ける場合がありますがしっかり解約の意思を示す事が重要です。

③解約手数料を差し引かれて積立金が振り込まれます。

*解約手数料金は互助会会社によって異なります

5.互助会の解約手数料について

解約手数料は互助会によって異なりますが、完納金額の20〜30%くらいと言われています。

加入している期間が短いほど高い手数料を取る傾向です。

この金額は加入時の契約によりますが、加入時期や解約時によっても変わります。積立金に利息はつきません。

返金額の計算の仕方や解約手数料に関して疑問がある場合は、互助会に問い合わせて確認しましょう。

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ページ公開日: 2024-12-23 
ページ更新日: 2025-01-31